芸人さんが言う、「あの店めちゃ安かったんですよ。売れない頃めちゃくちゃ行きました」というのは芸人さん向けの値引きがされていることが多く、一般人がその店に行っても別に安く無いことが多い。
特に大阪の場合、『芸人さん』というのはものすごくリスペクトの対象となる職業であり、街全体・社会全体で芸人さんを応援していこう、支えていこうというような風土風潮がある。
例えば5000円の会計だとしても、「2000円でいいよ〜、売れてもたまには飲みにきてね」みたいなやりとりである。
昔の時代より芸人へのリスペクトは確実に上昇しており、「芸人さんは売れると凄い。収入も知名度も、上がり幅はものすごくある」という未来志向性のリスペクトである。
売れない芸人さんでもリスペクトの対象である。
芸人さんが言う「安い店」はあんがいアテにならないのだ。
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一方で、古い言葉ですが、3Bという言葉があります。
・美容師
・バンドマン
これらの職業は芸人さんと比較するとリスペクトが薄い。
この中で、酒を飲むと言うことを考える。
仕事終わりから終電、あるいは始発まで飲むということである。
美容師・・・忙しすぎて居酒屋で飲む風土文化がないし、まずモテるので、陽キャヤリチンはセックスに忙しい。
バーテンダー・・・自分の店で飲むのが安くつくので、外で飲まない。
バンドマン・・・一番飲む。金はないのに、スタジオ練習、ライブ終わり、夜から飲みだして朝7時まで飲む文化がまだ残存している。
バンドマンが言う「安い店・おすすめの店」にハズレは無い。
彼らは金もないのに死ぬほど飲む文化の中でまだ生きている。
かといって、大学生が行くようなシケた店には行かないというプライドも厚い。
安く飲めるおすすめの店を探す場合、現地に生息しているバンドマンに聞くのがオススメです。